エコキュートを使っていて、急にお湯が出なくなってしまったということはないでしょうか?
基本的にエコキュートは必要となるお湯を貯めて、蛇口から出す給湯機器ですがお湯切れになってしまうとお湯を出すことが出来ません。
お湯は日常生活に欠かすことのできないものなので、急なお湯切れは避けたいですよね。
そこで、今回はエコキュートのお湯切れの原因やお湯切れを防ぐ3つの予防法をご紹介します。
エコキュートがお湯切れを起こしている状態
エコキュートがお湯切れを起こしている状態とは、具体的には貯湯タンク内のお湯がなくなりお湯が出なくなったことを指します。
エコキュートは、基本的に夜間に90℃前後の熱湯がつくられ、冷たい水道水と混ぜ合わせることで温度調節をして適温のお湯を蛇口から出す仕組みとなります。
お湯切れは、つくりおきしておいた熱湯がなくなりタンク内が冷たい水道水で満たされてしまっている状態です。
エコキュートがつくりおきしてくれる熱湯の量は、過去2週間前後のお湯の使用状況を読み取って適切な熱湯の量をつくります。
そのため、日常の中で頻繁にお湯切れを起こす心配はほとんどありません。
エコキュートのお湯切れの原因
エコキュートのお湯切れの主な原因は、普段よりも多くのお湯を使った場合などにあります。
エコキュートは構造上お湯をつくるのに時間がかかるため、基本的にお湯を使わない夜間に熱湯をつくりおきしています。
一日で使えるお湯の量に制限があるため、普段以上にお湯を多く使ったり、夜間にお湯を使った場合などはお湯切れを起こす可能性があります。
普段であればエコキュート自身が、必要となるお湯の量を自動で調整して作ってくれますが、想定外の量のお湯が使われた場合には対処がしきれません。
一度お湯切れを起こしてしまった場合はすぐにお湯を使うことができず、沸かし直しには30分~1時間以上の待ち時間が必要となります。
製品の機能によって効率は変わってきますが、50リットルのお湯を沸かすのに1時間必要であり、浴槽にお風呂を張るとなると3~4時間かかります。
エコキュート自体が故障している場合も
翌朝になってもお湯切れが続いている場合、エコキュートが故障している可能性があります。
故障している場合はリモコンにエラーコードが表示されているので確認してみましょう。
また、エラーになっていなくても、他の原因でお湯が正常に作られていない可能性もあります。
考えられる主な原因としては、以下3つがあります。
吐き出し口と吸い込み口周辺に障害物を置いている
水を温める役目をもつヒートポンプユニットの吐き出し口と吸い込み口周辺に物を置くことにより、お湯が正常に作られない場合があります。
ヒートポンプユニットには吐き出し口と吸い込み口があり、空気の通りが悪くなるとエコキュートの稼働効率が悪くなってしまいます。
稼働効率が悪くなるとエコキュート本体は正常に稼働しようと電気を無駄遣いしてしまうので、結果的に耐用年数を短くしまいます。
また、寒冷地であれば積雪が障害物となることもあるため、防雪対策おこなったり雪かきをしてエコキュートが正常に稼働できる環境をつくりましょう。
水抜きをしていない
貯湯ユニットとヒートポンプユニットは定期的な水抜きが必要であり、それを怠ってしまうと故障する原因にもなります。
製品にもよりますが、貯湯ユニットとヒートポンプユニットは年に2、3回程度の水抜きをすることを推奨されております。
水抜きを怠ると、各ユニット内に水道水の不純物や入浴剤の分子が溜まり本体の故障につながってしまいます。
故障を避けるため、定期的な水抜きをしましょう。
入浴剤の使い方が守られていない
エコキュートが故障する原因の1つに、入浴剤の使用があります。
フルオートタイプのエコキュートは、追い焚きや保温でお湯を循環させるため入浴剤がポンプや配管に詰まりやすくなります。
メーカー推奨ではない入浴剤を使用するとエコキュートの故障を招くリスクがあり、特にフルオートタイプのエコキュートに制限があることが多いです。
例えば、硫黄・塩分・アルカリ・酸などが含まれる入浴剤の使用を禁じています。
エコキュートのポンプや配管に入浴剤が詰まると本体の耐用年数を短くしてしまうことにもなるので、使用しても良い入浴剤かどうかを事前にチェックをしておきましょう。
エコキュートのお湯切れを防ぐ3つの予防法
エコキュートは性質上、どうしてもお湯切れを起こしてしまう場合があります。
日常的にお湯が使えなくなっては困るので、ここではすぐできるエコキュートのお湯切れを予防する3つの方法をご紹介します。
エコキュートの設定を変える
エコキュートはお湯を作る時間帯や量を手動で設定することができ、設定次第でお湯切れを回避することもできます。
調節できる設定としては、昼間の時間にお湯を作る設定に変更できたり、夜間に作るお湯の量を増やすことや温度を高くしたりすることができます。
エコキュートはお湯の使用量を学習してお湯を作る機能が付いているため、通常は設定を機械に任せていても問題ないと思います。
ただ、多くのお湯を使う予定がある場合は、あらかじめ昼間の時間にもお湯を作る設定に変更するなど工夫しておきましょう。
また、常にタンクを満タンにできる設定にも変更できるので、場合によって設定を変えるとよいでしょう。
しかし、日中にお湯を作る設定にすると電気代が少し高くなるので注意が必要です。
お湯が足りない緊急時に設定を変更するのは十分ありですが、常時タンクを満タンにするのはあまり省エネ効率的にはあまり良い方法ではありません。
追い焚きではなく足し湯を使う
お湯切れになりやすい状況として、エコキュートで追い焚きを使うことがあります。
エコキュートにはフルオート、セミオート、給湯専用タイプの3つの種類があり、フルオートタイプのみ追い炊きの機能が付いています。
エコキュートにおける追い焚きとは、ぬるくなった浴槽のお湯を貯湯ユニット内にある熱交換器で温め直し、浴槽に戻す機能です。
お湯を捨てたり、新しくお湯を張り直さなくて済んだりするので節水効果があり、エコキュートのみならず他の給湯器を使われている方にも人気な機能です。
しかし、追い焚きは貯湯ユニット内の熱をたくさん消費するため、お湯の減りが早くなってお湯切れを起こしたり電気代が高くなってしまいます。
そのため、ぬるいお湯を温め直したい場合はたし湯機能がおすすめです。
エコキュートのたし湯は、高温のお湯を浴槽に足して浴槽内のお湯の温度を上げる機能です。
貯湯ユニットに貯めてある高温のお湯を浴槽内に流し込むだけなので、スピーディかつ経済的にお湯を温めることができます。
ただし、たし湯をしすぎるのも結果的にお湯切れを招いてしまうことにつながりかねないので、その点も注意する必要があります。
タンクの容量には余裕を持たせる
お湯切れが気になる場合は、あらかじめタンクの容量に余裕があるエコキュートを導入することもおすすめです。
エコキュートを購入する際には、貯湯ユニットの容量を選択することになります。
1世帯あたりの人数が多いほど日常生活で使われるお湯の量は多くなるため、家族の人数に合わせて容量を選ぶことが重要となります。
以下に、世帯人数別の推奨されるタンクの容量をサイズ別にまとめました。
| 容量 | 家族の人数 | 連続給湯能力 |
| 185L | 1人~2人 |
洗面所やキッチンの普段使い |
| 300L | 2人~4人 |
洗面所やキッチンの普段使い |
| 370L | 3人~5人 |
洗面所やキッチンの普段使い |
| 460L | 4人~7人 |
洗面所やキッチンの普段使い |
また、洗濯にもお湯を使いたいという場合や深夜にシャワーを浴びることが多いケースなども一つ大きめの容量のエコキュートを選ぶとお湯切れのリスクを回避できるでしょう。例えば、家庭内にシャワーを一日2回浴びる人が何人かいると当然お湯の使用量が多くなります。お湯の使用量に対してタンクが小さすぎるとお湯切れが起きる可能性は高くなるため、上記の表を元に適切な容量のタンクを選ぶことが必要です。
お湯の使用量の目安としては、一番お湯を使う機会の多い冬場の使用量を基準に選ぶことをおすすめします。
特に、比較的寒い地域に住んでいる方は普段からお湯の使用量が多いため、余裕をもって一つ大きめの容量を選択するといいでしょう。
エコキュートの水圧は弱い?シャワーの水圧を強くする方法
こちら記事では、エコキュートの水圧が弱い原因や水圧を強くしたいときの対処法を解説します。
ガス給湯器からエコキュートに変えてみたら、以前よりシャワーの水圧が弱くなったと感じる方は多いのではないでしょうか?
そんな方々に向けて、エコキュートのシャワーの水圧について詳しく解説しております。
詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。
エコキュートのお湯切れは事前に予防できる
いかがでしたでしょうか。
エコキュートのお湯切れの原因は、普段よりも多くのお湯を使ってしまうことなどです。
エコキュートの構造上、一度お湯切れを起こしてしまうと沸きなおしに時間がかかってしまうため、日常的にお湯切れを起こさない予防が必要となります。
お湯切れの予防方法としては、エコキュートの設定を変えたり、追い焚きを使わず足し湯をするといったことが有効です。
また、エコキュートを入れ替えたり新たに導入する場合は、お湯の使用量に対しタンクの容量が余裕のあるものを選びましょう。
お湯の使用量は、一番お湯を使う機会の多い冬場の使用量を目安にタンクの容量を選ぶと不便なくエコキュートを使うことができます。
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「残湯なし」の意味
「残湯なし」という表示が出た時、エコキュートはどのような状態になっているのでしょうか。
「残湯なし」の表す意味について見ていきましょう。
タンクに使えるお湯がない
当然ながら、「残湯なし」という表示は「もう使えるお湯がないよ」という意味を表しています。
お湯を沸かす前、エコキュートのタンクは水で満たされています。その水を、使用量に応じて少しずつ沸かし、お湯にしていくというのがエコキュートの仕組みです。
しかし「残湯なし」の表示が出ている場合は、再びタンクの中が全て45度以下のぬるま湯もしくは水に戻ってしまっているということを表します。
使えるお湯が50L未満
「残湯なし」という表示が出ていても、少しだけお湯が残っている場合があります。これは「もうすぐお湯がなくなるよ」という警告のようなもので、湯はりなどには到底お湯の量が間に合いません。
ちなみにリモコンには残湯のメーターが表示されています。このメーターが0にならなくても、エコキュートは「残湯なし」と表示されるようになっているのです。
ちなみにメーター1つは、お湯の量は50L未満。メーターが1つになり、点滅をし始めると「残湯なし」という表示が出ます。
再沸き上げまでは30分以上
一度「残湯なし」の表示が出たら、再びお湯を沸かさなくてはいけません。つまりそれまでお湯は使えないのです。
ちなみにエコキュートが、シャワー1分程度のお湯を沸かすのにかかる時間は約30~40分。
外気温にも左右されますが、大体そのくらい待てば軽いシャワーなら出来るようになります。
湯はり・追い炊き・さし湯ができない
「残湯なし」と表示が出たら湯はり・追い炊き・さし湯の機能が使えなくなります。
エコキュートはタンクの中で必要な量のお湯を沸かし、そこから供給をするという仕組みになっています。つまり沸かしながら同時進行で湯はりをしたりすることは出来ないのです。
「残湯なし」の状態で湯はりをしようとしても水だけが出てきてしまい、かえって沸き上げの妨げになってしまいます。
これらの機能を使うためには、必要量のお湯がしっかりと沸くまで待つ必要があります。
自動での沸き増しが出来なかった
エコキュートは通常、お湯がなくなりそうになると自動で沸き増しを行ってくれます。
しかし「残湯なし」の状態になってしまったということは、この機能が働かなかったという事を意味します。
昼間から夕方にかけて「残湯なし」になった場合には、「夜間のみ沸き上げ」設定がオンになっていたことから沸き増しが出来なかった可能性もあります。

「残湯なし」の考えられる原因
「残湯なし」となったことには、あらゆる原因が考えられます。
ここからは「残湯なし」の状態になってしまった原因について見ていきましょう。
最も多いのは配管の水漏れ
残湯なしの最も多く考えられる原因は、本体である貯湯タンクと、ヒートポンプをつなぐお湯の「配管からの水漏れ」です。
原因としては、高温に対応していないポリエチレンの配管を使用していたり、配管が曲げられすぎていてタンクから水が漏れることで、お湯がどんどん減ってしまっていることが挙げられます。
エコキュートはいえ経年劣化や故障などが無いわけではありません。ある日から突然「残湯なし」が頻発するようになったら配管の水漏れを疑いましょう。
基本的に水漏れは、タンクや本体周りの配管を目視すれば見つけることが出来ます。水漏れは放っておくとさらなる故障にも繋がりかねません。
水漏れを発見した場合には即座にエコキュートの電源を切り、止水栓を止めます。このように完全に稼働を停止させた状態で、業者へ修理依頼をしましょう。ただし、この時に安すぎる業者を選んでしまうと、後で二度手間になる可能性があります。業者選定には気をつけましょう。
湯量の使い過ぎ
単純に、タンクの量を上回るほどお湯を使えば自動沸き増しが間に合わなくなり、「残湯なし」の状態になります。
またはエコキュートの自動沸き増しが稼働しなかったという場合もあります。これは「夜間のみ」「昼間のみ」といった沸き増し時間の縛りがあったことによるとも考えられます。
「夜間のみ沸き上げ」で設定して「残湯なし」が頻繁に起こる場合は、昼間も湧き上げできる設定にするか一度の沸き上げ量を増やすとよいでしょう。
急激な湯量の増加
いつものお湯の量を大きく上回り使用した場合にも「残湯なし」となる場合があります。
エコキュートの「おまかせ」モードでは、通常のお湯の使用量を加味して沸き上げを行います。そのため急激なお湯の使用量増加には対応できず、「残湯なし」となることもあるのです。
来客などお湯の使用量が増えることが見込まれる場合は、「おまかせ」モードではなく手動でたっぷりお湯を沸かす設定にしておきましょう。
タンクの容量が小さい
買った当初からあまりに頻繁に「残湯なし」となる場合は、そもそもタンクの容量がお湯の使用量に合っていない場合があります。
沸き上げ量を満タンにしても「残湯なし」になってしまうといった場合はこの可能性が考えられます。
エコキュート自体の設定やお湯の使用量、もしくは故障などといった問題ではない場合は、一度業者に相談してみることをおすすめします。
外気の影響
エコキュートは大気熱を使ってお湯を沸かす給湯器です。そのため、冬は外気温が低いのでその稼働率も少々下がります。
ちなみにタンクは外に配置するので、寒い時期には保温機能も若干低下します。
冬場のみ「残湯なし」となってしまう場合は、お湯が徐々に冷たくなっている可能性があります。いつもより高温で沸き上げしたり、多めに沸き上げすることで対応できます。
水漏れ
タンクから水が漏れ、お湯がどんどん減ってしまっている場合もあります。
エコキュートはいえ経年劣化や故障などが無いわけではありません。ある日から突然「残湯なし」が頻発するようになったら水漏れを疑いましょう。
基本的に水漏れは、タンクや本体周りを目視すれば見つけることが出来ます。水漏れは放っておくとさらなる故障にも繋がりかねません。
水漏れを発見した場合には即座にエコキュートの電源を切り、止水栓を止めます。このように完全に稼働を停止させた状態で、業者へ修理依頼をしましょう。
故障
エコキュートの沸き上げ機能や保温機能そのものに問題が生じている場合も考えられます。
こうした故障をしている場合は、リモコンに「エラーコード」が表示されます。エラーコードについては後程詳しくご紹介しますが、そのコードにのっとった修理やメンテナンスをする必要があります。
故障が疑われる場合は早めに業者に修理依頼をしましょう。

この記事について
この記事は、エコキュート・電気温水器・給湯器の販売から施工、修理、アフターメンテナンスまでを自社で行うカンテックが作成しています。関西電力の協力代理店「かんでんeショップ」として2009年に大阪で創業し、現在は近畿・東海・北陸・信越・関東に拠点を置いています。
- 年間の修理実績:10,000件(自社サイト「修理履歴」ページの記載)
- 保証:工事10年保証+メーカー保証
- 建設業許可:大阪府知事許可(般-5)第151265号/電気工事業登録:大阪府知事登録 第2019-0036号
- 対応エリア:近畿・東海・北陸・信越・関東・中国地方、および福島県・栃木県(対応エリア)
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