エコキュートに「H59」エラーコードが出たら?知っておきたい対処法や修理費用を解説!

エラーコードH59は、パナソニック製エコキュートで「給湯混合弁異常」を示すコードです。まずエコキュートのリセットを試し、表示が消えない場合は混合弁の点検・交換が必要になります。

この記事では、H59の意味、混合弁の役割、表示される原因、対処法、修理費用の目安を説明します。

エコキュートに「H59」エラーコードが出たら?知っておきたい対処法や修理費用を解説!

エコキュートのH59エラーコード

まずはエコキュートのH59エラーコードとは何なのか、ご紹介します。

エラーコードが出たら適切な対処を

まず、エラーコードについて簡単にご説明します。エラーコードとは、エコキュートが自らの不具合を使用者に知らせるためのコードです。

エラーが発生すると、エラーコードがエコキュートのリモコン上に表示されます。エラーコードは基本的にアルファベット1文字と、数字の組み合わせで構成されています。

ちなみにエラーコードの設定はエコキュートのメーカーによってさまざまです。例えば三菱とダイキンでは、同じエラーコードでも意味する不具合の内容が異なる場合があります。

そのためエラーコードの示す不具合を知るためには、お使いのエコキュートのメーカーが個々で設定しているエラーコードの意味を調べる必要があります。

もちろん取扱説明書さえあれば、そこにエラーコードの意味は全て記載されています。

もしない場合は、「パナソニック H59 エラーコード」といったように、メーカー名を入れて検索する必要があります。

H59エラーコードはパナソニック製エコキュートのコード

H59というエラーコードは、パナソニックでしか使われていないエラーコードです。パナソニック製以外のエコキュートでH59が表示されることはありません。

そのためH59が表示されたらお持ちの取扱説明書を見て内容を確認するか、インターネットでパナソニックのエラーコードの対処法を探りましょう。

H59は「給湯混合弁異常」のエラーコード

パナソニックの公式HPを見てみると、H59エラーコードの内容はこのように記載されています。

“給湯混合弁異常”

つまりこれはエコキュートの内部にある、給湯混合弁というパーツに異常があることを示しています。

給湯混合弁異常だと判断される原因はいくつか考えられるので、それについては後ほど詳しくご説明します。

混合弁はどんな部品?

混合弁は、エコキュートの貯湯タンクの内部に設置されているパーツです。混合弁はその名の通り、エコキュートの貯湯タンク内の熱湯と水を混ぜ、設定温度に調節する役割があります。

わき上げを始めるとエコキュートのヒートポンプ内では熱が作られ、貯湯タンクに熱湯が送られます。

混合弁はエコキュートの基盤から設定温度の指示を受け、それに従って弁を開閉させて熱湯と水を混ぜます。これにより適温のお湯が供給されるという仕組みです。

ちなみに混合弁には、お風呂の給水口につながっている風呂側の混合弁と、シャワーや水道の蛇口に繋がっている給湯側の混合弁の2種類があります。

H59エラーコードの場合、パナソニックの公式HPでは「給湯混合弁異常」の記載がありました。

つまりH59は給湯混合弁のエラーコードなので、風呂側の混合弁は正常に動いているということです。

H59エラーコードが出るとどうなる?

H59エラーコードが出ると、シャワーや水道からお湯が出なくなります。これは給湯混合弁が機能しておらず、お湯の温度調節ができていないからです。

H59が出ているときは、基本的に水しか出てきません。ちなみに、H59はあくまでも給湯混合弁の異常です。つまりもう1つの風呂混合弁は正常に動いている可能性があります。

となると水道やシャワーからお湯は出なくても、浴槽へ直接お湯はりをすることはできます。そのため、全くお湯が使えなくなってしまうわけではありません。

H59エラーコードが表示される原因

H59エラーコードが表示される原因は主に以下の3つです。

“①給湯時、混合弁が湯側になっても、給湯サーミスタの検出温度が中間サーミスタ検出温度より低い状態になった。

②給湯時、給湯混合弁が水側になっても給湯サーミスタが高い温度を検出した。

③給湯時、混合弁を水側に駆動しても、位置検出ができない。”

参照:Panasonicエコキュート 自己診断コード:H59

順番に詳しくご説明していきます。

まず①の場合は、給湯混合弁がお湯を混ぜる方に開いても、そこでの検出温度が貯湯タンクの中層での検出温度より低いというケースです。

エコキュートの貯湯タンクは上層部がお湯、下層部に水で満たされています。

つまりお湯を沸かしているにもかかわらず、上層部の混合弁付近の検出温度が中間層より低いのは明らかにおかしい状態といえます。

この場合、給湯混合弁の異常のほかに温度検知をするサーミスタが故障していることも考えられます。

②は①と逆のパターンです。水を出して熱湯と混ぜなくてはいけない状態にもかかわらず、高い温度が検出されてしまっている状態です。

混合弁は経年劣化で、弁が固着し開かなくなることがあります。それにより、水を供給するはずが常に熱湯を足し続けているという場合もあるのです。

もちろんこの場合も、サーミスタの故障である可能性があります。

③は混合弁の動きが感知できないというケースです。混合弁は常に設定温度のお湯を作るため、弁を開閉させながら水と熱湯を混ぜています。

しかしこの場合、混合弁の動きが感知されていません。経年劣化により弁が固着して動かなくなっている可能性があります。

エコキュートに「H59」エラーコードが出たら?知っておきたい対処法や修理費用を解説!

エコキュートのH59エラーコードへの対処法

H59エラーコードへの適切な対処法をご紹介します。

エコキュートのリセット

基本的にH59エラーコードは給湯混合弁の交換が必要とされています。

しかし、中にはエコキュートを一度リセットするとエラーコードが消えて再び使えるケースもあります。エコキュートのリセット方法は以下の通りです。

  1. エコキュートの漏電遮断器を切る
  2. 1~2分したら再び漏電遮断器を入れ直す

エコキュートを再起動するイメージです。ちなみにこれをすると、1~2分はエラーコードが消えても再び表示される場合があります。

こういった場合は何度リセットしても同じことの繰り返しになってしまいます。不要なリセットはエコキュートに負担をかけるので、無意味に何度も行わないようにしましょう。

エコキュート専門業者の修理

エコキュートをリセットしてもエラーコードが消えない場合は、エコキュートの専門業者に修理を依頼しましょう。

メーカーだけでなく、365日24時間対応してくれるエコキュート業者は少なくありません。対応の早さや料金帯、口コミ評価の高さなどを見て修理業者を決定しましょう。

ちなみに給湯混合弁を交換するだけの修理なら、約30分程度で終了する業者がほとんどです。

大掛かりな修理にはならないケースが多いので、時間を作って早めに依頼することをおすすめします。

ちなみに修理を行う際は、ブレーカーを落として水道の元栓を閉めておきましょう。

自分で修理するのはリスクが高い

給湯混合弁はインターネットなどで購入できます。部品自体は1〜1.5万円程度なので、自身で取り換える場合は作業代や技術代がかからず、安く抑えることができます。

しかし、エコキュートの内部構造に詳しくない人のセルフ修理はおすすめできません。

給湯混合弁を外して取り付けるだけといっても、貯湯タンクの中には熱湯が入っています。手順を間違えると、この熱湯が噴き出すおそれもあるのです。

また、取り付け方法やほかのパーツとの兼ね合いによっては、せっかく交換しても正常に作動しないケースもあります。これではせっかくの修理も無駄骨です。

このような手間とリスクを考えると、自分での修理はあまりおすすめできません。

エコキュートに「H59」エラーコードが出たら?知っておきたい対処法や修理費用を解説!

H59エラーコードが消えるまでの対処法

H59エラーコードが消えるまで、お湯はどのようにして使えばいいのでしょうか。対処法についてご紹介します。

浴槽からお湯を取る

H59エラーコードが出ていても、風呂混合弁は正常に動いています。そのため、浴槽には直接お湯はりできるケースが大半です。

シャワーや水道からお湯は出ないものの、浴槽から風呂桶でお湯を取って頭や体を洗えばお風呂も問題ないでしょう。

また、台所やお風呂以外の場所でお湯が必要になった場合はコンロやケトルでお湯を沸かすのも1つの手です。

エコキュートに「H59」エラーコードが出たら?知っておきたい対処法や修理費用を解説!

H59エラーコードの修理費用

※この節の金額は記事作成時点(2020年)の目安です。現在の費用は現地でのお見積りでご確認ください。

ではH59エラーコードの修理にはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。最後に、修理費用についてご紹介します。

点検費用は1.5~2.5万円

エコキュート専門業者に修理を依頼すると、出張費や技術代がかかります。また、不具合の原因を見つけるには点検も必要です。

こうした部品本体以外の料金は、基本的に1.5~2.5万円程度とされています。

エコキュート専門業者の店舗から家が極端に離れている場合は、追加での出張費がかかる場合もあります。

給湯混合弁の費用は約1万円

給湯混合弁の本体価格は約1〜1.5万円です。つまり点検・修理費とあわせてH59エラーコードの修理には、約2.5~4万円の費用がかかる計算になります。

およそ3〜4万円前後の修理費用を見積もっておくと良いでしょう。

ただし経年劣化による故障だった場合は、風呂混合弁も同様に交換することをすすめられる可能性もあります。その場合は3.5~4.5万円の費用がかかる計算になります。

金額が不安な方はあらかじめ見積もりを取ると安心です。

給湯サーミスタの費用は9,000円~1万2,000円

給湯混合弁付近の温度検知をするサーミスタが故障している場合、給湯サーミスタを交換する必要があります。

給湯サーミスタの本体価格は9,000円~1万2,000円です。

給湯サーミスタの交換だけなら、給湯混合弁の交換とそこまで変わらない金額で修理することができます。

保証期間内の場合

エコキュートには必ず保証期間が付いています。保証期間は販売元によって異なり、さらにオプションで伸ばすことも可能です。

お持ちのエコキュートが保証期間内の場合は、メーカーに問い合わせれば無償修理の対象になることがあります。

まとめ

エコキュートのH59エラーコードについてご紹介しました。混合弁の不良はエコキュートの中でも頻発しがちなエラーです。

ぜひ今回ご紹介した対処法を頭に入れて、いざという時に焦らないようにしてください。

普段から、いざという時に修理を依頼する業者を決めておくのもおすすめです。

処置しても直らない場合

エラー表示が消えない場合は、次のどちらに当てはまるかをご確認ください。

保証期間内の場合

無償修理の対象になることがあります。まずはご契約時の保証書で対象範囲と期間をご確認のうえ、メーカーの修理窓口、またはご購入先へご相談ください。カンテックでご購入いただいた機器は当社でも受け付けます。

保証が切れている場合・設置から10年前後の場合

修理部品の保有期間(製造終了からおおむね10年)を過ぎると、修理できないことがあります。使用年数が長い機器は、修理をしても別の部品で不具合が続くことがあるため、交換もあわせてご検討ください。現地で状態を確認したうえで、修理費用と交換費用の両方をお出しします。

ご相談の際は、メーカー名・型番・エラーコードの3点をお知らせください。型番は貯湯ユニット側面のシールに記載があります。事前にわかると、必要な部品を用意して伺えるため、1回の訪問で修理できる場合があります。

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この記事について

この記事は、エコキュート・電気温水器・給湯器の販売から施工、修理、アフターメンテナンスまでを自社で行うカンテックが作成しています。関西電力の協力代理店「かんでんeショップ」として2009年に大阪で創業し、現在は近畿・東海・北陸・信越・関東に拠点を置いています。

  • 年間の修理実績:10,000件(自社サイト「修理履歴」ページの記載)
  • 保証:工事10年保証+メーカー保証
  • 建設業許可:大阪府知事許可(般-5)第151265号/電気工事業登録:大阪府知事登録 第2019-0036号
  • 対応エリア:近畿・東海・北陸・信越・関東・中国地方、および福島県・栃木県(対応エリア)

お見積り・費用のご相談

実際の費用は、設置場所の状況や必要な工事の内容によって変わります。カンテックでは現地を確認したうえでお見積りをお出ししています。現在お使いの機器の型番と、お困りの内容をお知らせください。

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