NEWS

湯はり温度の高温検知

湯はり温度の高温検知:浴槽への出湯温度が高いと検知している

 

説明

エコキュートは深夜の時間帯にお湯を沸き上げますが、タンク内には高温のお湯を沸き上げます。タンク内の高温のお湯に水道管の低温の水を混ぜることによってリモコンで設定した温度のお湯を湯はりします。

 

湯はりの温度は温度センサーで検知し、設定温度と同じであるかの確認をしますが、何らかの事情で湯はりの温度が高温を検知したときに表示されるエラーです。このエラーが表示されている間は自動湯はり、ふろ自動が出来なくなる場合が多いです(いわゆるフルオート、オートの機械のみで出るエラーです。給湯専用の場合は基本的に出ません。また、浴槽への湯はりのエラーですのでカランやシャワーへの給湯は問題がない可能性が高いと思われます)。

 

(用語)

フルオート:自動湯はり、ふろ自動(湯はり後、一定時間、お湯の温度、お湯の量を保持する機能のある機械

オート:自動湯はりの機能のある機械

給湯専用:カラン、シャワーからのみお湯が供給される機械

 

対策

上の説明の通り、給湯の温度が高温であると検知したエラーですので、基本的には速やかに工事店、販売店、メーカーへのご相談をお勧めします(火傷などの恐れがあります)。どうしてもお湯を使用する必要がある場合、ご使用の機械の取扱説明書にエラー表示の際のリセット方法が記載されていればその方法にしたがってエラーをリセットします(記載がない場合は漏電遮断器、ブレーカーを落とし、1分間ほど放置し入れ直します)。

 

その後、自動湯はりを改めて実施していただき、適切な温度のお湯が出ているか確認して下さい。ただし、かなり高温のお湯が出る可能性がありますので、直接お湯に触れるのではなく、耐熱性のある容器でお湯を受けて温度を確認して下さい(火傷の防止のため)。自動湯はりを行うとエラーが再表示する、又はエラーは表示しないが高温のお湯が出てくる場合はふろ自動の使用をお控えいただき、機械を設置した工事店、お買い求めの販売店、若しくはメーカーに対応を相談します。

 

原因としては湯はりをする際のお湯の温度を検知している温度センサーや適切な湯温にするための弁、それらをコントロールしている基板の不具合などの可能性があります。フルオートの機械の場合、追い炊きの湯温管理も同じ温度センサーで行っている場合があり、エラーがリセットされた後も不具合が継続していれば湯はり口から熱いお湯が出てくる恐れもありますので、繰り返しになりますが、工事店、販売店、メーカーへのご相談をお勧めします

 

エラーコードの例

ダイキン    C15(シー・イチ・ゴ)

日立      Er26(イー・アール・ニ・ロク)

Er56(イー・アール・ゴ・ロク)

パナソニック H88(エイチ・ハチ・ハチ)

 

他のメーカーは機種によりエラーコードが異なる場合があります。