2019年01月10日
今年も西宮神社で、開門神事が行われました。
この神事は、西宮えびす独特の行事で、江戸時代頃から自然発生的に起こってきたそうです。
午前六時に表大門が開かれ、参拝者が一番福を目指して二百三十m離れた本殿へ走り参りをする様子は、メディアでも取り上げられています。
本殿へ早く到着した順に一番から三番までがその年の「福男」として認定されます。
今年の一番福は、広島県福山市の消防士山本優希さん(22)、二番福は西宮市のお笑いタレント伊丹祐貴さん(30)、三番福は兵庫県加古川市のフリーター玉暉活也さん(23)でした。
開門神事には誰でも参加することができ、事前申し込みの必要もありません。
参拝順はブロック毎になり、先頭のブロックはくじ引きで決まりますので、福男になるには運も必要になります。
また先着五千名の参拝者には「開門神事参拝之証」を無料授与していただけます。
商売繁盛の神様
えびす様は、七福神の一柱で、狩衣姿、右手に釣り竿、左脇に鯛を抱える姿が一般的です。
古くから漁業の神として祀られ、現在では商いの神様として親しまれています。
十日戎といえば福笹
福笹は、商売繁盛、家内隆昌にご利益があります。
笹に末広、小判、小槌、鯛などの縁起物を福娘の方につけていただきます。
福をかき集めるとのことで、縁起物を飾った熊手もあります。
昨年よりも大きい物を飾るとより繁盛すると言われています。