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冷房時の節電についてのアイデア②

冷房時の節電についてのアイデア②

 

3.温度ムラの解消

このコーナーで何度か説明していますが、物質には温度が高いと上昇し、低いと下降する性質があります。

エアコン運転時、エアコンの風を直接体に当てようと、風向きを下向きにすると、お部屋の下の方ばかり温度が下がり、上の方の温度は高いままといった状態になります。

エアコンは吸い込んだ空気の温度と設定温度の差で室内の状況を判断します。下の方の空気の温度が下がっていても、上の方の空気の温度が高いままだと、エアコンはまだ設定温度に達していないと判断し、空気を冷やす運転を継続します。しかも、同じ環境に居続けると十分室温が下がっている、場合によっては下がりすぎているにもかかわらず、そのことに気付かない場合があります。その結果、余分な冷房運転をさせることになり、消費電力が上がってしまう場合があります。

サーキュレーターや扇風機を併用し、室内の空気を循環させ、室内の空気全体の温度を一定にするようにしましょう。

 

4.風量の調整

冷房運転時に風量の調整をうまく使いましょう。

風量を弱くして消費電力を少なくしようというものではありません。

エアコンの消費電力の大半は室外機の圧縮機で消費されます。風量の強弱はエアコンの消費電力に大きな影響を与えるものではありません。

冷房運転を開始してすぐの頃、エアコンは一生懸命に室内を冷やそうとします。室外機の圧縮機は能力を必要最大限に発揮しようとします。この時にエアコンの風量が「弱」だと室内に冷気が行き渡らず、室内の温度が下がるのに時間がかかります。よって運転直後は出来るだけ風量を強くして室内に冷気を十分に行き渡るようにし、早めに室温が下がるようにします。

その後は室内の温度変化により十分冷えていれば「弱」、室温が上がってくれば「強」、というように変化をつけるのが理想的です。ただし、いちいち風量設定を変えるのは面倒だという方も多いでしょうから、ご利用のエアコンの風量設定に「自動」があれば、「自動」の設定をお勧めします。(自動設定の場合、室温の状況によってエアコンが風量を適宜変更してくれます。)

このように風量の強弱をコントロールすることにより室温を早く下げ、エアコンの圧縮機の消費電力を下げることによって節電につながります。

 

次回は室外機の対策や室内の環境、運転の方法などについて説明いたします。

 

 

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