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シーズン前のエアコン試運転-1

シーズン前のエアコン試運転

 

全国的に季節外れの陽気になってきました。

 

暑くなるとエアコンを使用する機会がやってきます。

室内での熱中症対策などで少し前からエアコンの使用も推奨されています。

 

ところが、暑い!エアコンをつけよう!となっても動かない、冷えない、水漏れしたなどの不具合が起こる場合があります。状況によってはコンセントの抜き差しやブレーカーの入切などで改善する場合もありますが、それで改善しない場合はエアコンの修理や入替が必要になります。

 

問題はエアコン稼働のシーズンになるとメーカーや販売店、工事店も大忙しとなり、修理や入替の対応までに多大な時間がかかってしまうことがあることです。一番暑い時期にエアコンが使用できないとそれこそ熱中症を発症してしまう危険すらあります。

 

そこで、ダイキンさんなどが提唱されているのが「シーズン前のエアコン試運転」です。暑くなる前にエアコンを試運転し、異常がないか確認する。異常があれば販売店、工事店、メーカーが繁忙期に入る前に対応を依頼するということです。

試運転の方法はダイキンさんのHPに詳しく掲載されていますが、イメージとしてはこんな感じです。

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まだそれほど暑くない時期にエアコンの冷房運転を行う。

外気温、室温ともにそれほど高くない状態のときに設定温度を高めで運転するとエアコンがすぐに運転を緩めてしまい、不具合の状況が確認出来ない場合があります。リモコンで設定できる一番低い温度で運転してみましょう。

 

エラーを示す表示がないかを確認する。

エラーの表示方法はメーカー、機種によって異なります。機械本体にエラーコードが表示されるもの、本体のランプが点滅しエラーの状態を知らせるもの(点滅の回数でエラーの内容を判断する場合や点滅している時にリモコンを使用して具体的なエラーの内容を確認するものなどがあります)、リモコンにエラーコードが表示されるものなどがあります。

エラーを示す表示が出た場合、その内容を記録しておきます。その上で一旦運転を停止し、エアコンのコンセントを抜く、又はブレーカーを落とし、数分後に再度コンセントを入れる、又はブレーカーを上げて再運転します。再運転でエラーを示す表示が再現するか確認します。

 

冷たい風が出るかを確認する。

運転後しばらくたって強い冷たい風が出ているかを確認して下さい。強い風は出ているが冷たくない、いくら待っても弱い風しか出ないという場合は故障の可能性があります(弱い風しか出ていない場合、吹き出し口近くで手をかざさないと風を感じられない場合もあります。故障の内容で全く風が出ない、と弱い風しか出ない、では原因の判断が大きく変わることがありますので、確認出来るようであれば確認して下さい)。風の出方に問題がある場合、エラーを示す表示が出た場合と同様にコンセントの抜き差し、ブレーカーの入切で改善するかを確認します。

(注意)風が少し出るが、すぐに止まる、といった動作を繰り返す場合、運転状態に問題があり、エアコンが停止、再運転を繰り返している場合があります。この繰り返しが場合によっては30分程度継続し、そこでエラーを示す表示が出る場合があります。停止、運転を繰り返す場合はすぐにエアコンを止めず、様子を見てください。