電気温水器の設置場所について

それぞれの特徴

電気温水器はガス式とは異なり電気を利用してヒーターを温め、お湯を作ることができる給湯器です。
火を使用しないため、不完全燃焼やガス漏れなどのトラブルが起きる心配がありません。
また、電気温水器には瞬間式と貯湯式の2種類があります。
瞬間式は蛇口をひねると温まるため、必要な時に必要な分だけ利用ができるといった特徴があります。
また、無駄な水や待機電力が発生しないことや、配管ロスが少なく捨て水も減少するためコスト削減につながりますが、大きな電気設備容量が必要であることが欠点です。
一方、貯湯式はタンクにお湯を貯めているため、即座にお湯がでます。
また、温度も安定しており、快適にお湯が使えます。
しかし、湯切れが起きるのが欠点です。
毎日お湯の使用量が異なる家庭や、使いすぎてしまう場合はタンク内が枯渇して湯切れを起こすため、規則正しく使う人にはお勧めです。
このように、どちらもメリット、デメリットがあるため、特徴を理解した上で選ぶ必要があります。

スペースにも要注意

設置場所も考慮して選ばなければなりません。
瞬間式はタンクがなくコンパクトであるため比較的、設置場所も自由に選択することが可能です。
また、排気もなく屋内や地下などにも置くことができ、水栓付近にも取り付けることが可能であるため、すぐにお湯がでます。
そのため、電気温水器のスペースを削減したい人にお勧めです。
貯湯式はタンクが必要になるためタンク分のスペースも考える必要があります。
本体一つのみであるため、貯湯式でもそれほど多くのスペースは不要ですが、購入してから希望した設置場所に取り付けることができなかったと失敗しないように、入念に確認することが大切です。
分からなければ業者に相談するといいでしょう。
電気温水器を取り付ける際は業者に依頼するのが一般的ですが、場合によっては住宅の補強工事が必要になるケースがあります。
屋外か屋内かの2つの選択肢がありますが、どちらもタンクの重量に耐えられることが設置条件です。
住宅によっては他にも制限があるため、事前に確認した上で検討してみてはいかがでしょうか。